2003/03/31
パレスチナ系アメリカ人の反戦デモ
イラク攻撃
3月29日土曜日にユニオンスクエアで行われた反戦集会はパレスチナ系アメリカ人によるもので、反イラク戦争というよりは反イスラエルの色が濃かった。
私たちの税金(ドル)で灼かれた赤ん坊これまでの反戦デモのプラカードにはユーモラスなものが多かった。反戦そのものであれ、ブッシュを批判したものであれ、思わず笑ってしまうものがたくさんあった。たとえばアメリカの地図が描かれてあり、「オサマ、ココだよ!」と矢印がテキサス州を指しているものとか。(次のテロはニューヨークではなく、ブッシュの地元テキサスでやってくれという意味)まあ、これはテキサスの人には全然シャレになってないけど。
シャロン(イスラエル首相)、パレスチナ人は絶対に出て行かないと、あなたは知るべきだところがパレスチナ人の作ったプラカードは、どれも真剣だった。「シャロン(イスラエル首相)、パレスチナ人は絶対に出て行かないと、あなたは知るべきだ」と、白地に赤で大書きされたもの。爆撃で顔をやけどした赤ちゃんの写真の横に「私たちの税金で灼かれた赤ん坊」と書かれたもの。
シャロン、私たちの子供を殺すのは止めろこれは長年ずっと戦争状態のなかで暮らしてきたパレスチナ人と、自国内では戦争を体験していないアメリカ人の違いなのだろう。
イスラム教徒だが、反フセインのプラカードを持つ女性。Kill, Evil (邪悪)の文字が見える前回の大規模デモではイスラム教徒だとすぐに分かる人はほとんど見かけなかった。今回はスカーフを被った女性もたくさん見かけた。彼らがアメリカ人主催のデモに参加せず、今回のデモには参加した理由はなんなのだろう。