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2007/3/20


ハーレムへ、ようこそ。(皆、親切でした。)無料英語クラス



ニューヨーク市内のYMCA数カ所で無料の英語クラスを
開講しています。詳しくは以下にお問い合わせください。

プログラム名:New Americnas Welcome Center

International YMCA
5 West 63 Street, 2nd Floor
New York, NY 10023

Phone: 212-727-8800
Toll Free: 888-477-9622
FAX: 212-724-2344
E-Mail: ips@ymcanyc.org



 今日の午後、ハーレムYMCA無料英語クラスの生徒募集フライヤーを配りにハーレム150丁目界隈に行った。


 ハーレムで英語教室? もちろんアフリカンアメリカン対象ではなく、ハーレム在住、またはハーレムで働く移民がターゲット。(アフリカンアメリカンの中にも英語、習い直した方がいい人、たくさんいるけど。)


 クラスが開かれるコミュニティセンターのある150丁目界隈、西アフリカ移民が多いエリアで、彼らが経営する店がいろいろある。加えて、150丁目に限らずハーレムの食料品店はドミニカ人、アラブ系がやっていることが多い。


 ところが英語クラスの担当者はハーレムの人ではないので、どこに誰が住んでいるのか、皆目見当もつかないと言う。そこでフライヤー配りに同行した。


 移民の店に行き、オーナーや店員に「フライヤーを店に貼って、お客さんだけではなく、あなたの家族や友だちにも伝えてください」と言うと、「いいわよ、その辺に自分で貼ってね」という人、流暢な英語で「友だちに行きそうな人がいるから、伝えておくよ」という人、母国語訛りのカタコトの英語で「何? 英語のクラス? タダ? ボクが通わなくちゃ」という人、こちらの言っていることがほとんど分からず、他の店員に通訳してもらい、「あー、行きたいよ」という人。ひとことで移民と言っても、アメリカに来てからの年数や職場環境で英会話レベルは驚くほど違うのだ。


 ともあれ、アフリカ人、ラティーノ、アラブ系、ほとんどのオーナーや店員はスーパーフレンドリー。ある店で、私が持参したスコッチテープの端がロール本体に張り付いて切れ目が分からなくなってしまった。困っている私たちを見てアフリカ人の店員が、「ボクがはがしてあげるよ」と器用に端を見つけてくれた(笑)。


 ディープ・ハーレム150丁目など足を踏み入れたことのなかった担当者は「こんなにフレンドリーな人が多いなんて、思ってもみなかったわ」とコメント。


 ほらね、ハーレム良いとこ、一度はおいで。




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文:堂本かおる