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New York Black Culture Trivia #423
ニューヨーク・ブラックカルチャー・トリヴィア
ストリートの男たち〜ハーレムにて
2007/1/21
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時々、カメラを首からぶら下げてハーレムを歩く。今どきのライ
ター業、写真も自分で撮らなくてはならないことが多いのだ。写真
なんて家族・友人とのスナップでさえ撮らないヒトだったので、最
初は大変だった。実は今でも大変で、被写体がボケていたり、アン
グルが様になっていなかったりすることも多い。フォト・ジャーナ
リストなんて言葉を冠してもらえる日は、永遠にやって来ないだろ
う。
それでも写真撮影には楽しいことも多い。ハーレムでストリート・
ショットを行えば必ず現れるボランティア・モデルもそのひとつだ。
カメラを手にハーレムのストリートを歩くだけでいい。必ず複数
の男性が「ヨー! オレを撮ってよ!」と声を掛けてくる。昼間っ
からストリートにいるのだから、会社員や公務員ではない。ベンダー
(露天商)だったり、配管工だったり、チラシ配りだったり、はた
またタダの通行人だったり、時には公言できない職種の場合もある。
こちらが「OK!」とカメラを向けると、彼らは思い思いのポーズ
を取る。シャッターを押すと、一様に嬉しそうな顔をする。私が頼
んで撮らせてもらったわけではないけれど、とりあえず「ありがと
う」と言う。すると満足そうにうなずき、仕事に戻っていく。
稀に「出来上がったら、写真くれよな」という者もいるけれど、
本気ではない。皆、代わり映えのない日常生活に、ほんの5秒ほど
の変化を取り込み、その瞬間を楽しむためにポーズを取るのだ。
もしかしたら、私は著名なフォトグラファーで、彼の写真はニュー
ヨークタイムズに掲載されるのかもしれない。または、私は観光客
で、家族友人へのメールに貼り付けられて配信されるのかもしれな
い。はたまた、私はアカの他人の写真などいらないと思い、撮影の
次の瞬間にはメモリカードから削除されてしまうのかもしれない。
けれど彼らには、そんなことはどうでもいいのだ。
刹那に、粋なポーズを撮る。
ハーレムのストリートにて。
<ストリートの男たち>の写真は以下にアップしてあります。
http://www.nybct.com/photo0.html
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